10月24日、当店ゲネプロステージで開催された『Mind-Neo October Live』。会場内は、秋空の爽やかな雰囲気とともに、5組の出演者による秋の深まりにピッタリな歌声と演奏を聴かせてくれました!
では、当日ご覧いただけなかった方々にライブレポートをお届けします!
▼愛理
今回、最初に登場してくれたのは高校生の愛理さん。この日はオケをバックにソロで歌ってくれました。前半はシドやAcid Black CherryといったV系ロックのナンバーを熱唱。先ず驚いたのは、その歌唱力でした。カラオケ好きな高校生いうレベルは、はるかに超えて十分プロで通じる歌ルックスありの有望株です。しっかりした芯があり、抜けのある中音域をベースに高低音域のレンジを歌いこなす技量には将来性を強く感じるものでした。後半は伊藤由奈などのポップスを歌いこなし、最後は、浜崎あゆみさんの「Virgin Road」のワンフレーズをアカペラで披露してくれました。もちろんバンドで歌いたいという彼女は、これから本当に楽しみなシンガーです。
▼MYSELF
続いては、ギターとベースで構成された3人組、MYSELF。全曲オリジナルの、ポップで軽快なナンバーを演奏してくれました。ボーカル&ギターの中澤さんの澄んだ声とトリオを引き締めるギターと歌のリズム感に、ギター田中さんの程よい泥臭さのブルースギターが絶妙に絡み、ベース及川さんの正確なフレーズがより演奏を引き締めてくれます。一度聴いたらずっと耳に残るメロディーセンスは必聴です。次回はドラムを加えた演奏を計画中とのことです。プロ並みにとても抑制の利いた歌と演奏をぜひ多くの方に次の出演機会でご覧いただきたいものです。
▼Standard KOBO
3番目は、もはやMind-Neoのライブには欠かせない存在になった、Standard KOBOの登場です。この日も「All Of Me」や「枯葉」といった18番のスタンダードナンバーからスタート。そして中盤にはシャーデー「スムース・オペレーター」、ローリング・ストーンズの「ホンキー・トンク・ウィメン」、エリック・クラプトン「ワンダフル・トゥナイト」のスタ工的3連チャン!これには個人的にかなり浮かれてしまいました!彼ら定番の「ルート66」「ジョージア・オン・マイ・マインド」「FEEL LIKE MAKING LOVE」で客席をしっかりと盛り上げ、ラストは「Everybody I Have The Blues」でコール&レスポンスを決めてくれました。一つひとつの楽器の音色大事にした演奏に今回も大満足でした。
▼キャッキャーズ
続いてのキャッキャーズは、普段2人組で活動していますが、今回は残念ながら片方のメンバーが体調を崩し、急遽1人での出演となりました。エレキギターの弾き語りスタイルで披露してくれたのは、オリジナルとカバーが半々。カバーではナンバー・ガールやアート・スクールといった日本のオルタナ系バンドのナンバーに、荒井由美の「ルージュの伝言」という意表をついた曲も。オリジナルはスイートな感情と深い闇が同居したようなアシッド感あふれるメロディーがかなり印象的。テレキャスとJC-120のお気に入りの組合せをアピールするギターサウンドもかっこよく、次回はぜひ2人での演奏を聴いてみたくなりました。個人的に歌と演奏の想いを感じ、かなりグッドでした!
▼桐生大樹
「Octorber Live」のトリを飾ってくれたのは、桐生大樹さん。この日はライブ直前まで資格取得試験に臨み、その足で駆けつけてくれました。そちらの結果は見事、合格!!一仕事終えたという開放感もあってか肩の力も抜け、落ち着いたステージングを披露してくれました。アコースティックギターの弾き語りで歌ってくれたのは、どれもオリジナルナンバー。1曲目の「やさしく包み込んであげたいんだ」というフレーズが印象的な曲は、まさにその歌詞の通りの大きな愛を表現したラブソング。それにしても桐生さんの伸びやかな声は場内の雰囲気をパッと明るくしてくれます。ポジティブな思いをポップなメロに乗せたナンバーからバラードまで、湿り気のない陽性の歌声が、客席を暖かい気持ちにしてくれました。次の機会はバンドで出演したいということで、ぜひバンドサウンドでその歌声をまた早く聴きたいものです!
出演してくださった皆さん、そしてご来場くださった皆さん、本当に心からありがとうございました!
【Mind-Neo 岡野】 |