2013年6月22日開催の「JunedasPriest」ライブをレポートします!
▼HETADETH
このイベントのために茨城空港で来日(!?)したというHETADETHバンマスのS氏、序盤ややスケジュール疲れが見受けられたものの、DMくりそつの説教懇情ボイスは健在!!前回出演ではギタリスト1名欠いても熱いスラッシュメタルを展開したが、今回はフルメンバーとなり、通常ドライなスラッシュサウンドが、マイアンプのFenderHotRodのトーンにより、ヴィンテージなドライヴ感で唸る鉈(なた)のような重厚サウンドに!堅実なリードとクウォンタイズなリードの2人で、まさしくDM氏のめざす尊厳スラッシュをリスペクト!
▼GREEN HEART
バンド名がサウンドの全てを語っている、そんな優しさを切に訴えるロックサウンド!イエモンにも通じるような、なぜこんなに懸命に歌っているのかと思うほどのボーカルもMCで客席の肩の力を抜いてくれる、ホントにそんな優しさばかりが伝わってきます!メンバー全ての演奏サウンドに、その優しさが共通しているのです!環境を労わる色遣いと同じく、このバンドは歳を重ねるごとに、安らぐ優しいロックの風味が深まること請け合いです!
▼NERV
LAメタルの至宝をモチーフとしたバンド「ネルヴ」、技術的だけでなく、精神的にも向き合うことが難しい楽曲を、とにかく好きなんだからスタンダードなのさと曲を疾走させます!その心意気に、見るもの全てがバンドの演奏に惹きこまれます!難しい歌メロもフロントマンが楽しく歌い続け、会場を一緒に歌わせる、これがネルヴの流儀でありましょう!長い曲も長さを感じさせないバンドの力量に親指でしっかいといいね!
▼Higher Ground
そつのない演奏、通常は消極的な意味で揶揄されるものでありますが、そつのないグルーヴを生み出す、そんな良い評価としてこのバンドに用いるべきです!このバンドの一人ひとりが自分のためだけではなく、バンドのために演奏しているからこそ、懐あるグルーヴとなります!大抵のバンドはこの同じくモチーフとするバンドに煽られたまま演奏することが多い中、このハイヤーグラウンドは、モチーフとしながらも、高台から鵜の目鷹の目でグル―ヴをイン・ザ・ポケット!いつしかオリジナルソングで大化けてくれやしないか大期待!
▼MESSIAH
メサイア、この救世主は、私たち日本人が忘れかけている豊かな心にもう一度、陽を灯してくれる、そして不景気な邪険をカミソリサウンドで叩き斬ってくれる、そんなブラジル国籍のバンドサウンドです!愛用のディーンのギターは、まさしく聖剣!その聖剣が取りなすへヴィメタルは、特に思い入れのあるオリジナルソングで、会場内を虜にしました!
|